Tailors note

バルカポケット

バルカポケット

THE CLOAKROOM TOKYO
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Tailors note
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Lui Mieda
皆様、こんにちは。

明日は台風が来る予報になっていますね。くれぐれもきよつけてお過ごし下さい。


今回はバルカポケットについて。

先日のノーフォークジャケットを中仮縫いまで仕上げました。
(少し小さいのでボディに着せると不自然ですが、、、)

まだ多少のデザイン変更可能にするためラペルは仕上げておりません。ラペルのハ刺しが見えております。

私の仕立て方ですが、芯据えを終えハ刺しをしてからバルカポケット(胸ポケット)を作っております。

この仕立て方は既製品ではあり得ない方法です。Bespokeだからこそ出来ると断言します。

メリットは胸のボリュームが大変美しく表現出来る事です。
胸のカーブにそって、その上に無理なく綺麗にバルカポケットが作られています。
さらに毛芯まで一緒に縫いますから、ジャケットの型崩れも防げます。

こちらは裏側。
毛芯の方に袋布が出ています。これで袋布のアタリも表には出ません。
一石三鳥です!

得る物は多いのですが、芯据えをしてボリュームを出した所に柄合わせをしながらポケットを作るのは大変難しい技術です。
スピードが求められる既製品の製造工程に入れる事は出来ません。

一見すると特に変わった所は無いと思いますが、Bespokeでは裏側にも多くの拘りを込めて仕立てております!
是非体感して頂きたいです。

The Cloakroom Tokyo
三枝塁