Tailors note

パンツのベルト

パンツのベルト

THE CLOAKROOM TOKYO
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Tailors note
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Lui Mieda
皆様、こんにちは。
ここ数日は気温も下がり秋本番ですね。
そろそろセーターやカーディガンが欲しい季節になってきました。
The Cloakroom Tokyoではカシミアニットのオーダーも承っております。カラーも豊富にございます。見ているだけでも楽しいです!


今週はパンツのベルト部分の仕立てについて。

パンツのベルトはしっかりと腰にホールドさせるため、伸びの無い硬めの芯を使用しています。
一般的なパンツのベルト芯は化学繊維で出来ておりますが、弊店のBespokeでは昔ながらのダック芯を使用しています。

ダック芯とはリネン100%で平織りで作られる芯地です。

もう残りわずかになってしまっていますが、これから切り出してベルト芯を作っております。

縦糸をきっちり通して裁断し、二つ折りにしてミシンをかけます。
表地もベルト芯と同様縦糸を通します。


ベルトに表地をミシンで縫い付け、躾糸でしっかりと止めていきます。接着芯を使わないフラシの状態でベルトが出来上がりました。
この段階ではベルトは直線です。

これをパンツに縫い付けアイロンしていきます。

アイロンでクセ取りをしました!
ベルトがカーブしているのがお分かりになるでしょうか?ダック芯を使っているから出来るカーブです。

パンツのウエストはダーツも入りますから必ずカーブしています。そこに直線のベルトを縫い付けただけでは収まりも悪く、パンツの着用感も良いとは言えないはずです。
アイロンワークによってカーブさせたベルトは腰に吸い付き気持ち良く穿いて頂けます。
縦糸が通っているのでなかなかクセ取りが難しく、時間もかかりますが穿き心地最優先です!

今週はBespokeならではのアイロンによって作り込む部分をご紹介致しました。
皆様も機会があればBespokeパンツの穿き心地をお試しください。