Classic clothing

Loro Piana [TASMANIAN S'170]

Loro Piana [TASMANIAN S'170]

THE CLOAKROOM TOKYO
JOURNAL

Category
Classic clothing
Words
Maasshi Shimada


[ブランド:名称]ロロピアーナ タスマニアンS'170

[原産国]イタリア

[組成率]ウール100%

[柄の種類]無地、織り柄、ストライプ、チェックなど合計70種

[着用時期]スリーシーズン 7月、8月、9月を除く9ヶ月

[生地の特徴]ロロピアーナの看板と言える「タスマニアン」がなんとびっくりS'150からS'170にグレードアップ。目付け(生地の重さ)はそのままに原毛をグレードアップ。普通に考えたら原毛を細くしたら目付けも軽くなりそうなものですが、そこはきっちり250gに合わせてくるところが真のラグジュアリーを体現するロロピアーナ。流石です。
平均直径15ミクロンという極めて上質な原毛を104番手(!!!)の経糸、緯糸ともに双糸で織り上げた新生タスマニアンは確かな品質と身に纏ったときの喜びを確実にもたらしてくれる類稀な生地と言えるでしょう。ここに責任をもって最良の選択肢の一つと申し上げます。

104番手と言うことは一体どれほどの打ち込みなのか、、、生地で言うところの打ち込みは一定の範囲の中で経糸と緯糸が何本入っているかということです。「この生地は打ち込みいいね」って言うのはこの本数が入っている=目が詰まっていることをいいます。と言うことはなんとなくイメージする「柔らかい」=「打ち込みが悪い」ということではなく、この生地は「柔らかくて」「モノすごく打ち込みがいい生地」と言えるはずです。
実際イタリア生地、ロロピアーナと言うとヘナヘナですぐにシワシワなのかなと思いきや、実際に着用するとそんなことはなく打ち込みが良いのでシワの回復は早いし比較的アイロンもかけやすい意外な優等生。真のハイスペック生地とはこう言うものを言うのでしょう。
ちょっとマニアックですが、この原毛、この番手で250gって言うのは本当にすごいことなのです。私も以前は尾州に入り生地の企画に携わっていたことがありました。しかし、こんなスペックの生地を作るアイデアには出会ったことがありません。ロロピアーナだからできる、世界のラグジュアリー市場に向けて生地を供給している名門生地メーカーだからこそ実現できるものづくり。ほんとため息ものです。
仕立て職人が言うにロロピアーナの生地は番手が細くても柄が歪んでいるものが無いとのこと。しっかりした英国製のはずなのに普通に斜行してる生地、ありますよね?。原毛の管理、紡績から仕上げまで一貫して手がけるイタリーの一流どころならではのクオリティコントロール。これも流石です。

色柄もあくまでベーシック。あってほしいものがここにある、痺れます。


[対抗馬]ゼニア「トロフェオ」ハリソンズ「プレミアクリュ」

[こんな人にオススメ]世界基準のラグジュアリーを体感したい方。The Cloakroomが最もリコメンドする生地の一つです。

[価格]2ピーススーツ
メードトゥメジャー¥290,400-(税込)
ビスポーク¥510,400-(税込)