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第三十三回『銀座の仕立屋落語会・黒酒クロークルーム』開催のお知らせ

 2024年12月以来3回目の登場の黒酒さん、今回はどんな落語会になるのかお楽しみにお越しください。 第三十三回『銀座の仕立屋落語会・黒酒クロークルーム』 日時:4月6日、日曜日 12時45分開場 13時開演 終演14時30分ごろ 場所:ザ・クロークルーム 出演: 桃月庵 黒酒 開口一番 世話人:山本益博 会費:2,500円(税込) 申し込み、お問い合わせは info@thecloakroom.jp まで  ぴあでチケットをご購入の方はこちらから。 略歴桃月庵 黒酒1987年4月13日生まれ2017(平成29)年8月桃月庵白酒に入門2019(平成31)年1月21日前座となる 前座名「あられ」2022(令和4)年11月1日二ツ目昇進 「黒酒」と改名

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『美食通信』 第五十一回 「銀座レカン(前)――その歴史と食事へのプレリュード――」

 二〇二五年に入り、老舗グランメゾンの閉店が相次いでいます。一月末には一九八〇年創業の松濤「シェ松尾」が、二月末には一九八六年開業の三田「コート・ドール」がその半世紀近くの歴史に幕を閉じました。「シェ松尾」は洋館の老朽化が理由のようで、別の場所での再開を予定とのことですが予定は未定でしかありません。「コート・ドール」は斉須政雄シェフが引退されるということに他なりません。  この『美食通信』主宰の銀座「The Cloakroom」の島田社長との恒例の会食が二月に予定されていましたので、年明けに「コート・ドール」の予約をお願いしました。が、すでに閉店時まで連日満席ということで一九七四年開業の老舗中の老舗グランメゾン「銀座レカン」を予約していただきました。 「レカン」は昨年、創業五十周年を迎えました。筆者がフランス料理を食べ歩き始めたのは大学に入学した一九八〇年でしたので、当時、フランス料理店と言えば、帝国ホテルの「フォンテンブロー」、「プルミエ」、ホテルオークラの「ベル・エポック」、高輪プリンスホテルの「トリアノン」といったホテルか、「東京會舘」、「三笠会館」といった会館系、さらには「上野精養軒」、「小川軒」、「松本楼」、横浜の「霧笛楼」といった「軒」や「楼」といった名前のつく店が主流でした。 その中にあって燦然とその存在感を示していたのが銀座に店を構えていた「マキシム」と「レカン」でした。「マキシム」はソニービル、「レカン」は御木本真珠のビルとどちらも銀座の中でも一等地にあり、ちなみにソニービルにはイタリアンの名店「サバティーニ」も入っていました。銀座には他に資生堂ビルの最上階に「ロオジェ」、さらに「レンガ軒」があり、ポール・ボキューズが最初に提携したレストランでした。 「レカン」は故井上旭、城悦男、十時亨といった名シェフが若き日に腕をふるい、グランメゾンに相応しいサーヴィスと共に名声を博していました。 また今年は、筆者が日本におけるフランス料理批評のメルクマール(判断基準)と考える故見田盛夫氏による『エピキュリアン』(講談社)が出版されて三十年になります。 一九九五年に公刊されたこの本で三つ星を獲得している店は昨年島田さんとご一緒させていただいた高橋徳男シェフ時代の「アピシウス」、「コート・ドール」、井上旭氏の「シェ・イノ」、広尾の「ひらまつ」、ドミニク・コルビがシェフだったニューオータニの「ラ・トゥール・ダルジャン」、「ベル・エポック」で活躍したジャック・ボリーがシェフとなった「ロオジェ」、そして十時氏がシェフ時代の「レカン」でした。 もちろん、「レカン」も順風満帆といったわけではなく、リニューアルを経て新体制となり、五十周年を機に再起を図るといった状況です。 その甲斐あって、今年の『ミシュラン』では一つ星を獲得しています。「アピシウス」も掲載されていますが星はありません。「レカン」へのコメントには「八代目となった栗田雄平シェフはソースを重んじ、ワインとのマリアージュを図る」とあります。確かにワイン揃いという点では「アピシウス」と並んで「レカン」には素晴らしいものがあり、楽しみにしていました。 銀座四丁目の交差点のすぐ近く、山野楽器の隣、艶やかな宝飾店のショーウィンドウの隅に暗く狭い入り口が。ドアウーマンが二名待ち受けていて、エレベーターで地下一階へ。扉が開くとメートルが二名お出迎え。入り口近くの席に通されました。正直、あまり良い席とは言えませんが、かえってホール全体を垣間見ることが出来ました。 また、ダイニングがモダンなものに変わっていたのがリニューアルなのか、と。レカンと言えば、筆者の記憶では「赤と黒」のビロード。実際、見田氏の『エピキュリアン』2000年版(丸善)にも「アール・ヌーボー調のインテリアで、壁は臙脂のビロード。ほの明るい雰囲気のなかで卓上にひときわ光を当て、料理が美しく見えるように配慮されている」と書かれていました。 しかし、確かバーは昔のままのはずだと関係者から聞かされていたのを思い出し、エレベーターで感じた違和感を再確認しました。というのも、てっきり地下二階のバーにまず通されるのかと思ったのです。あるいは、実際に使うかは別にして、ウエイティングバーをお使いになりますかくらいは聞かれるかと思ったのです。 というのも、メインダイニングはフランスでは二階にあるのが一般的だからです。フランスでは地上階はゼロ階、日本でいう二階が一階です。ですので、グランメゾンでは日本でいう一階は車止めなどでそこから一階上にあがったところにダイニングがあります。日本では閉店になりましたが老舗の芝「クレッセント」が印象的でした。また、恵比寿ガーデンプレイスの「ジョエル・ロビュション」も一階が「ラ・ターブル」で二階がメインのグランメゾンと価格帯の違う二店舗営業となっています。 筆者の記憶に残っているのは、パリ八区の「ルドワイヤン」に出かけた時のことです。一九九六年のことでした。現在、「ルドワイヤン」はヤニック・アレノが率いる三つ星ですが、当時、パリで女性シェフが初めて二つ星を獲得したと話題になっていました。ジスレーヌ・アラビアンがその人です。筆者は女性シェフに優しいというか、一つ星を初めて取ったドミニク・ナミアの料理も食べに出かけています。で、筆者が入り口に向かって歩いていると、モデル風の美女が大勢同じ方向に。これは随分華やかな宴になるかと思いきや、一階が宴会場でそこで「ランヴァン」のレセプションがあったのでした。若い筆者たちは二階に通され、年配の男性ばかりのテーブルの中で浮きまくっていた次第です。 こうした実情は映画『プレタポルテ』(1994年)で垣間見れます。パリコレを舞台にしたこの映画で「ブルガリ」のショーの後、レセプションの会食の場面が出てまいります。ゴルチエやソニア・リキエル本人が登場し、食事していたのですが、それが「ルドワイヤン」の一階でした。 つまり、「レカン」の場合、ダイニングに向かうにはまず地下二階のバーを経由して、一階上がってテーブルに着くというのがマナーといってよいのです。 それを省略するには何か理由がありそうでしたが、島田さんは余り飲まれませんし、まあとりあえず、よろしいかと思ったのですが、島田さんがダイニングのデザインを残念に思われていたようなので、ここは「臙脂のビロード」を見ずして帰れないなと悟った次第。 では、どうしたら良いか。まあ、末席に通されたのですから、ここは少々好き勝手にやらせていただこうと覚悟を決め、オーダーを開始することにしました。 その顛末は次回のお楽しみということで。   今月のお薦めワイン 「ニュイの隠れた実力者――モレ=サン=ドニのワインを楽しむ――」 「モレ=サン=ドニ 2022年 AC モレ=サン=ドニ」レシュノー 12000円(税抜)    今月はブルゴーニュの回。まずはコート・ドールのコート・ド・ニュイと王道中の王道から。何にしようか迷いました。このところのブルゴーニュワインの高騰はボルドーワインの比ではありません。今回のような村名ワインももはや一万円以下ではなかなか買えなくなってしまいました。  ニュイはジュヴレ=シャンベルタン、モレ=サン=ドニ、シャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネ、そしてニュイ=サン=ジョルジュと偉大な赤ワインを産する村が軒を連ねています。  ですので、価格を抑えようと思えば、格付け畑のないマルサネかプルミエクリュ止まりのフィサンという北の二つのアペラシオンから選ばざるを得ません。ところが、近年、マルサネにはパタイユ兄弟など若手で優れたワインを造るドメーヌが増え、これまで五千円くらいで買えたものが一万円超えも登場し、上記の主要アペラシオンと余り変わらなくなってしまいました。  今回も同じ造り手によるマルサネか主要アペラシオンかで迷いました。その造り手のレシュノーはニュイ=サン=ジョルジュにドメーヌを構えていますのでニュイ=サン=ジョルジュでも良かったのですが、同じ値段でしたので自分の好みのモレ=サン=ドニにしました。  レシュノーは1986年創業。ネゴシアンで働いていた父の残した3haの畑から出発し、現在10haまでの規模に成長した兄弟が営む比較的新しいドメーヌ。ビオロジックを実践。除梗100%。この村名ワインは所有するクロ・デ・ゾルムの二つの畑の葡萄から造られています。  ブルゴーニュにはよくあることですが、同じ名前の畑でも第一級の部分とただの村名の部分に分かれています。このクロ・デ・ゾルムも同じで、レシュノーは第一級、村名双方に畑を所有しており、それぞれにワインを仕込んでいる他にこの村名では両方の畑の葡萄を用いてワインを造っているという訳です。...

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