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今気になるもの、実はデニムです。

 今ぐいぐい盛り上がっていて、改めて今のスタイリングに欠かせない存在になっているのが”デニム”です。今回はThe Cloakroom Tokyoの隠れた人気商品、オーダージーンズをご紹介します。

 10代の頃に地元のジーンズショップに通い詰め、ファッションに目覚めたわたくし。ほぼ365日ジーパンばかり履いていたものです。。しかしその頃にあまりにも濃くジーンズを楽しみすぎたせいかデニムを拗らせてしまい、その後はジーンズと距離をとってしまうように。そんな自分が今、最も気になるアイテムにジーンズが躍り出てまいりました!

言うまでもなくカジュアルスタイルの重要性がこれまで以上に高まっている今。デニムはワードローブに欠かせないアイテムで、このデニムをいかに上手に履きこなすかにセンスが問われています。自分は古着は買わないですがヴィンテージ界隈も未だかつてない盛り上がりを見せていて、デニムの本質であるヴィンテージへの「そのへん解っている感」も出しつつ大人っぽく決めるデニムを目指してデニムを履いてみたい。そんな気分です。

 元々は大量生産の既製品の象徴であるジーンズが古いものや良いものの価値を見直したり、大切に長く愛するものとして語られるようになっているのはなんだか考えさせられるものもありつつ、大量生産品の文脈から最も遠いところにあるハンドメイドのテーラードとの相性も高まってきていると言うこの時代性?みたいなものも合わせて楽しみたいのが今時のスーツ屋事情だったりもしそうです。

DRESS

 さて、40代になって改めて履くジーンズ、これは結構難題です。求められる条件が厳しい。。

 自分が求める条件は三つ、

①綺麗なシルエットで上品に履きたい。

②ジャケットに無理なく合わせたい

③やっぱり色落ちも楽しみたい。

   ①と②は重なる部分が多いですがこれが結構難しい。昔はちょっと大きめで緩く履いていましたが今の自分のファッションだと組み合わせが難しいのでパス。なにより綺麗なシルエットのジャケットに合いません。程よい程度に細く履きたいところですが自分の場合はウエストに対してヒップが大きく、太ももが太い。既製品のジーンズでウエストに合わせるとヒップと太ももがキツくて、ヒップと太ももに合わせるとウエストがゆるゆる。基本的にベルトが嫌いなのでノーベルトでピシッと履きたいのですがこれがまた難しくなってしまします。

 特に気になるのが太ももで、ここがつっかえるとジーンズの股が身体の股までくっつかず、元々短い足がますます短く見えてしまう状態に(涙)。これって結構皆さん気になりませんか?

 ③色落ちはやはり青春時代にジーンズブームに乗っかってしまった世代。タテ落ちしないデニムを履くことは自分には考えられない。。ストレッチなんてもってのほか。。という価値観から未だに抜け出せない自分がおります。。(あくまでお好みです!)

現行のデニムとは言えここを拘れないのではデニムを履く気にはなれません。

そんな我儘が叶えられるのはやはりオーダーメイドしかないでしょう。

 クロークルームのオーダージーンズのモデルは2種類あります。

一つはセルビッチ付きのヴィンテージタイプ。もう一つは股上がすっきりしていてスリムシルエットのドレスタイプ。

 自分の場合はこの二つを掛け合わせたようなものが理想なのですが、ベースは細身のドレスタイプを選びます。まずはヒップで丁度良いサイズを選んで緩いウエストはしっかり詰めます。太ももはピッタリしすぎない感じの方が今の雰囲気が出るのでやや太く調整。しっかり股十字が体にフィットするように調整して少しでもスタイルが良く見えるようにしていきます。膝幅と裾幅は細すぎずのデフォルトシルエットで丁度良さそうです。これでしっかりテーパードした綺麗なシルエットに。パンツの丈はちょっと短めがいいですね。クッションが大きく出るより綺麗な印象になります。オーダーだとリジット(生)で裾上げしてから洗いがかかるので裾口のパッカリング(生地の縮みでできるボコボコ)がしっかり入るのが嬉しいポイントだったり。

 生地は岡山の力織機で織られた14オンスのセルビッチ付きをチョイス。世界中から人気を集める素材です。1960年代から修理を重ねながらずっと使われている古い織機で織られた生地はヴィンテージデニムに見られるような迫力あるタテ落ちが楽しめます。旧式の織機は生地の幅が狭く、綾織の耳がついていますが、これがよく赤耳とかセルヴィッチと言われるディテイルです。このセルヴィッチが付いているジーンズでないと認めないという方も多いでしょう。

しかし、今回のドレスタイプにはこの生地を使ってもセルヴィッチはつきません。なぜ501®︎を参考にしたヴィンテージタイプのジーンズにはセルヴィッチがついているかと言うとそれはパンツの外側のカッティングが直線だから。綺麗なシルエットよりも生地の無駄と手間を省き安価に大量生産するために考えられた仕様なんです。

この股の内側だけでシルエットを作るカッティングだからこそ、あのちょっとガニ股で”らしい”ワイルドなシルエットが産み出されました。

しかし今回は綺麗なシルエットで大人っぽく履きたいので拘りのセルヴィッチ付き生地だけどあえてセルヴィッチが出てこないカッティングのドレスモデルで仕立てるという贅沢仕様にしています。セルヴィッチのアタリが出ないのが残念ではありますが。。。これでエイジングで綺麗なタテ落ちが楽しめます。

と、こんな感じで身体を綺麗に見せるフィッティングや自分の拘りを盛り込むことができるオーダージーンズ。出来上がりが楽しみです。

まだまだ語りたいことはあるのですがあまりにも長いので今回はこの辺りで。ぜひお店で語り合いましょう。

ジーンズなので色々と制約もあり、なんでもできるわけでは無いですが既製品には無い楽しみがたっぷり詰まっています。ストレッチの入った楽な素材や夏に丁度良いホワイトデニムなど生地も多彩な品揃えです。ぜひ一度チャレンジしてみてください。

 オーダージーンズ

価格¥40,700(税込)から

出来上がりまで5週間から6週間

 

 

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